無線局開設の手続きのために監督官庁である東海総合通信局(住んでる住所ではなく船籍場所の総合通信局に申請するのだ)に電話で手続きを問い合わせると、収入印紙の金額とか、申請書の必要部数だとか、さらに控え返送用の切手の金額だとか、いろいろ細かいことを教えてくれた。書類を送る前に電話すること。二度手間が避けられる。
レーダーの免許手続きも並行して進めているのだがと言うに、一本化して欲しいという。レーダーがある場合、VHF局開局申請書にその旨書けばいいだけの話らしい。レーダー免許を頼んでいる古野電気に電話してみると、あらら、びっくり。1ヶ月前に頼んだのだが、なにも進んでいない様子である上に、総合通信局がVHF免許と一本化しろと言っていると言うと、今頃になって、レーダーの現地検査が必要だとか、電気系統配線図を出せとか、ヨットの国籍調書が要るとか言ってくる。費用も膨大にかかる。アホらしいのでお引き取り願うことにした(直接申請する)。すると今までかかってしまった費用(4600円)は負担してくれと言う。こりゃ「手切れ金」だわな。安いし払うよ。
担当は決して悪い人間ではないようなのだが、ニッポンの規制と、その規制で喰っている連中(海事関係の司法書士とか言う連中)に振り回されている様子なのだ。日本の人口の54%は既得権で食っているという(エドワード・リンカーン)。それでみんなが幸せならけっこうなのだが、これではみんなが規制の「受益者」になったつもりで「みんなのお金」を自分たち用に引き出すだけの「花見酒社会」。みんながどんどんビンボーになってしまう。ウルトラウヨの亀井に振り回される鳩ぽっぽちゃんのニッポンもそんな具合に進むのではないだろうか。
それにしてもエドワード・リンカーンは鋭かったね。15年前から(さらに小泉改革が始まってからも)ニッポンの行く末を正しく予言していた:
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